ホートンプレインズ2024

新種牡馬がシンハ一族をプロデュース シン・コラボレーションから女王が飛び出す

■ピックアップコメント
クラブに縁の深い、あの血統を迎え入れることができました。

母の母リラヴァティはマーメイドSを制した重賞ウィナー。その半妹シンハライトは2016年のオークス馬で、同じく半姉であるシンハディーパの仔シンハリング、シンハナーダは、当クラブでそれぞれ3勝をマークしています。

父母から栗毛を受け継いだ本馬は、心肺の強さを感じさせる深い胸にゆったりとした胴、容量十分のトモに高い素質をのぞかせています。前向きで気の強い性格は競走馬向きで、レースで勝負根性を発揮してくれることでしょう。

2歳GⅠ馬にしてレコード勝ち2回の父サリオスからは、重心が低く力強い踏み込みを伝授されました。期待の新種牡馬から仕上がりの早さとスピードを受け継いだとあれば、早くから豊かなポテンシャルを発揮してくれることは想像に難くありません。

■配合診断
父サリオスは芝1600mで無敗の3連勝をマークして朝日杯FS・GⅠを制覇。3、5歳時には芝1800mの毎日王冠を制しました。ハーツクライ産駒の種牡馬はスワーヴリチャードがレガレイラ(有馬記念、ホープフルS)、アーバンシック(菊花賞)を出すなど大ブレイク。ジャスタウェイもダノンザキッド(ホープフルS)、マスターフェンサー(マーキュリーCなど重賞4勝)を出しています。

本馬の母の父はエピファネイア。父ハーツクライ、母の父シンボリクリスエスのカップリングはデビューした17頭中8頭がJRAで2勝以上をマークしており、ソーダズリングが京都牝馬Sを制しています。

ハーツクライ産駒のトップマイラーである父と、シンボリクリスエスの最高傑作である母の父との相性は良好でしょう。芝1600〜2000mを主戦場に安定感ある走りを見せてくれそうです。

(最終更新日：2025年6月12日)