所属馬ニュース

【エブリワンブラック】
地力を示すゴール前の強襲劇

エブリワンブラック 高知4R・B-3 1着

2025/6/7 高知4R・B-3 1着

エブリワンブラックが鮮やかに差し切りました。中団から徐々に動いて先行馬群に取り付くと、直線で外からスパートを開始。抜け出した2着馬が押し切る構えでしたが、ゴール前で猛然と追い込むと決勝線では鼻だけ前に出ていました。

吉原寛人騎手は「伸びそうで伸びず、何か真面目に走りません。前回は全く走らなかったので、馬の間に入れるなどして常に気持ちを入れるように乗りました。直線を向く前に仕掛けたかったのですが、外に振られるとしんどいのでギリギリまで我慢しました。何とか勝ち切ってくれましたが、まだまだ余裕がありました。勝てて本当に良かったです」と安堵の表情を浮かべました。

打越勇児調教師は「負けたかと思いましたが、吉原騎手が我慢してためてくれたおかげで、何とかかわしてくれました。今日の馬場で勝てたのは非常に大きいです。暑さで少し状態は落ちているように思いますがそれでも勝ち切ってくれましたし、ずっと気持ちが入っていないので能力は抜けているんだと思います」と喜びました。

前走で高知転入後初めて連対を外す7着に敗れ、その後は出走取り消しが2回続きました。順調そのものとは言えない臨戦過程でしたが、地力を発揮して巻き返してくれました。打越調教師は「少しでも真面目に走ってくれたら勝てるので、うまく気持ちを持っていけるようにしたいです」と今後を展望しました。これが高知移籍後9勝目。10勝、そしてその先へ、まだまだ勝ち星を重ねてほしいものです。

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