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【エールトゥヘヴン】
ロングスパートを決めて長いトンネルを抜ける

エールトゥヘヴン 京都9R・4歳以上1勝クラス 1着

2025/5/25 京都9R・4歳以上1勝クラス 1着

エールトゥヘヴンが久々の勝利を挙げました。スタートが一息で後方からのレースとなりましたが、3コーナーに向かう上り坂で進出を開始。4コーナーへの下り坂で勢い良く先頭に立つと、上がり最速の脚で追い込んできたテクノデザインを抑えて、2歳12月の未勝利戦以来、実に3年5か月ぶりとなる歓喜のゴールに飛び込みました。

池添謙一騎手は「スタートで頭を振って遅れました。その後に両サイドから挟まれて、ガツンとハミを噛んでしまいました。坂の下りで我慢できなくなり、ペースも遅かったので行かせました。その後はずっといい脚を使ってくれましたし、止まる感じもなかったので結果的に行かせて良かったと思いますが、ハミのかかりがきつすぎて困るなとも思いました(笑)。戸田先生に手が合っていると褒めてもらえましたし、すごく喜んでいる先生を見てこちらもうれしくなりました。まだまだ頑張れる馬だと思います」と振り返りました。

戸田博文調教師は「勝ち切ってくれて本当にうれしかったです。チグハグな競馬が続いていましたが、能力的には1勝クラスなんて楽勝してもらわないと困ると思っていたので、スムーズならこれくらいは走れます。ペースが遅すぎたところを動いて、ハナまで行ってくれた池添騎手のファインプレーもありました。非常にうまく乗ってくれましたし、脚を使い切る素晴らしい騎乗でした。馬はまだまだ子供で若いので、これからさらに走ってくれると思います。生きていてキストゥヘヴンの仔で勝つこと以上にうれしいことはないです。ありがとうございました」と笑みを浮かべました。

あらゆる手を尽くしながらも遠かった2勝目に、ようやく手が届きました。6歳5月を迎えたベテランですが、若い馬に向かって鳴くなど精神的にはまだまだフレッシュです。過去には2勝クラスに格上挑戦して2着に入った実績の持ち主。クラスが上がっても臆することなく戦い続けてくれそうです。

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